『半僧半俗ノート 〜日常と仏教の交差点〜』をお読みの皆様、こんにちは。
7月も終わりに近づき、サマージャンボ宝くじの販売終了まで残り1週間ほどとなりましたね。宝くじ売り場には「大安」や「一粒万倍日」のノボリがはためき、駆け込みで購入される方の姿も増える時期です。
「もし7億円当たったら、どうしようかな」 買い求めた売り場からの帰り道、そんな妄想を膨らませて少しワクワクした経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。
仏教ではよく「欲望を手放しなさい」と言われます。そのため「宝くじを買うなんて欲深くて良くないのでは??」と思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
大切なのは、宝くじを買うことそのものではなく、「その結果にどれだけ執着しているか」です。
仏教でいう「執着(しゅうちゃく)」とは、自分がコントロールできない未来や結果に対して、「絶対にこうなってほしい!!」と強くしがみついてしまう心の状態を指します。
「絶対に当てて人生を一発逆転させてやる」「外れたら自分の人生はついていない」
このように結果へ強く執着してしまうと、宝くじは途端に「当たらないかもしれない恐怖」や「落胆」を生む苦しみの種になってしまいます。
逆に、「当たったらラッキー、夏の一粒の夢を楽しもう」という程度の軽やかな気持ちであればどうでしょうか。発表の日までの数週間、日常に少しのワクワクや彩りを与えてくれる「健全な娯楽」になりますよね。
手の中にある一枚の紙切れに、人生のすべての幸せを賭ける必要はありません。
夢を追うことも、ワクワクすることも素敵なことです。ただ、結果に対する「執着」だけはそっと手放しておく。
「当たっても当たらなくても、自分の日常にはすでにたくさんの幸せがある」という余裕を持ちながら、夏の一瞬の夢を軽やかに楽しんでみてはいかがでしょうか。
今週も、心穏やかな週末をお過ごしください。
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