K-BOSSの会

半僧半俗の姿勢で仏の教えを学ぶ

嵐の「経済効果1375億円」から学ぶ『自利利他』の精神

ブログをお読みの皆様、こんにちは。

先日、人気グループ「嵐」のツアーが、15公演で【1375億円】もの経済効果を生み出したという驚きのニュースがありました。たった15回の公演でこれほどの数字が動くというのは、まさに桁外れですね。

この巨額の経済効果は、単なるチケット代やグッズの売上だけではありません。

東京、大阪、名古屋といった各都市へ向かうための新幹線や飛行機、ホテルの宿泊費、さらには「コンサートに着ていく服を買う」「終わった後に友人と食事をする」といった、周辺への波及効果がすべて積み重なった結果です。

この凄まじい現象を見た時、私は仏教の「自利利他(じりりた)」という言葉を思い出しました。

「他者を利すること(利他)が、そのまま自分自身の利益(自利)にもなる」という、大乗仏教のとても重要な教えです。

嵐のメンバーは、「よし、日本のために1375億円の経済効果を出そう!!」と目標を掲げてステージに立っているわけではないはずです。ただ純粋に、「目の前のファンを全力で喜ばせたい」「最高の時間を届けたい」という【利他】の思いでパフォーマンスをしている。

その結果が、何万人もの心を動かし、人が移動し、街が潤い、最終的に1375億円という莫大な【自利(結果)】となって社会全体を豊かにしているのです。

私たちは毎日の生活や仕事の中で、つい「自分の評価を上げたい」「もっと得をしたい」「自分の思い通りに進めたい」といった【自利】の部分に目を奪われがちです。

もちろん、自分を大切にすることはとても重要です。しかし、行き詰まりを感じた時や、人間関係で悩んだ時ほど、「自分の行動は、周りの誰かの笑顔につながっているだろうか?」と、【利他】の視点に立ち返ってみるのもよいかもしれません。

家族のためにご飯を作る。職場で同僚の仕事を少し手伝う。疲れている友人に温かい言葉をかける。 そんな日常の小さな「誰かを喜ばせたい」という思いが、めぐりめぐって自分自身の心を豊かにし、思いがけない幸せとして還ってくる。

たった5人の「喜ばせたい」という思いが日本中の経済を動かしたように、規模は違えど、私たちが日々の生活で目指したい素敵なサイクルがそこにある気がします。

今週も、「自利利他」の精神を胸に、まずは身近な人を笑顔にすることから始めていきましょう。

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